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縄文人のイメージ
こんにちは!
前回の続きからです。前回は、日本で見つかった縄文時代の遺跡から、縄文人は私達が持っているイメージとは違っていた事を知りました。歴史にあまり興味の無い私でしたので、学校で教わった歴史がすっかり変わっている事も知りませんでした。(これからも、もっと変わるでしょうね)
むか〜し昔の遠い記憶には、"縄文人は毛皮をまとい、槍を持ってイノシシを追いかけていたんだ"というイメージしか無かったです。
こんな感じ👇
現代の考えによると、縄文時代は下記の様な感じだそうです。
全部が全部この様な暮らしをしていたのではないでしょうけど、こう言う暮らしが主流では無いかという事でしょう。ただ、個人的には少し軟弱な感じがします。もっとワイルドな感じでは無いかと・・・。
縄文前期6000年前の平均気温は現在より2℃高く、海面が約5メートル上昇していたことが地質学的に実証されているそうです。しかも、サラリーマンでもないので遥かに身体を使っています。恐らくもっとゴツゴツしているだろうし、肌も若くてもシミとか日焼けの跡とか残っている様なイメージがするんですけど・・・。
で、縄文時代をさらに調べて見ると色々な事が分かって来ました🤓
(但し、このブログは他のブログと違って、日本の支配者層の構造や彼らの行動、意図を探る事も視野に含み考察しているので、"歴史"に関しては若干世間の皆様と見る角度が違います🤗)
縄文人と弥生人の確執
さて、縄文人と弥生人の違いですが、簡単に言うと、縄文人は弥生人より先に日本に住んで居た民族、弥生人はあとから大陸から渡って来た渡来人、と解釈していいと思います。
近年、"縄文時代"がにわかに脚光を浴びているようですが、一時10年間程、小学校の教科書から縄文時代が削除されていました。
かつて教科書から消えた縄文時代。その理由とは? | WEB歴史街道
一度、教科書から消えた縄文時代
ゆとり教育のせいだろうか。平成10年(1998)の小学校学習指導要領改訂によって、一度旧石器時代と縄文時代(新石器時代)は教科書から消えてしまった。平成20年(2008)に、ようやく復活したが、それでも教科書の記述はわずかで、一般社団法人日本考古学協会は平成26年(2014)5月に「小学校学習指導要領の改訂に対する声明」を発表して、改善を求めている。
これは、単にゆとり教育のせいでは無く、縄文時代の記述が思っていた事と違うのでハッキリ判明するまで教えないという事でも無い。日本を支配する権力者の力関係でそうなったと見るのが正しいと思います。
過去記事で、聖徳太子が歴史の教科書から消えるかも知れないという噂があったという話をしましたが、実際は、彼ら支配者層の権力闘争により歴史を書き換えようとしたという事です。
当時の勝者にとって"太子"は気に食わない人物だった。だから、歴史の教科書から削除しようという話が出たのでしょう。
今回の教科書の縄文時代削除問題も、削除当時の支配者層が弥生人を祖先とする者達だった。なので、縄文人を祖先とする者達の記述は目障りだから削除、という事になったと考えられます。
で、逆に最近の(やや)縄文ブームは、縄文人を祖先とする者達が主導権を奪い返したので、自分達の祖先の話を復帰させる事が出来たと言う事でしょう。
どちらも似たりよったりな種族ですよね。国民の富を盗む人達は、この様な事にいつまでもこだわりのある人種の様です😑
縄文時代の土器
で、縄文時代は、約1万6000年前から3000年前に存在しました。(文献により若干違います)
しかも、1万5000年前(現在では1万6500年前と言われている)の日本最古の土器片が見つかっているそうで、それがこちら👇
【1万6500年前の土器片(どきへん)大平山元Ⅰ遺跡(おおだいやまもといちいせき)】
土器の欠片なので、あまりピンときませんが・・・💦
本来は世界最古では無いかと言われていますが、何故、世界最古の・・・と言われないのかと言うと、2009年に中国湖南省玉蟾岩(ぎょくせんがん)洞穴で約1万8000年前の土器が発掘されたそうです。
それが、最古のものと言われているのですが、"実物は無い"と非常に曖昧な怪しい情報の為、欠片のある大平山元Ⅰ遺跡の縄文土器(約1万6500年前)やシベリアで発掘された土器(約1万4000年前)も世界最古といわれることもあるという事だそうです。
負けず嫌いな国なので、見栄を張っているのかも知れませんね😆
で、ここで少し縄文時代の豆知識を、あの"クララが立った❣"でお馴染みの家庭教師のトライの動画で共有出来たらと思います。(ちなみに、トライの回し者では有りません😙)
時間の無い方は飛ばして下さい‼
【高校日本史B】「信仰・呪術」 | 映像授業のTry IT (トライイット)
高校日本史B
この動画では、縄文人が海洋民族だったという話はしていないです。稲作は後期と晩期だとしていますが、初期から中期に存在した三内丸山遺跡から稲作があったと現在では判明しています。
で、押さえておきたいポイントは、縄文土器と信仰・呪術のコーナーです。
まず、土器についてです。世界最古の縄文土器が1万6500年前のもので日本に存在するという事は、日本が文明の発祥地だったという事が言えると思います。
何故なら、世界の4代文明が、メソポタミア文明・エジプト文明・インダス文明・黄河文明で、それぞれ今から5500年前頃、5000年前頃、4500年前頃、7000年前頃です。更に、各文明においての先史時代3000年ぐらいを加味しても、縄文時代のほうが遥かに古い事が分かります。中期には、ど派手な火焔(かえん)型土器が数多く作られた様です。
【火焔型土器】
生活用の土器として使用するには、このコテコテ感は必要ないし邪魔なので、祭祀(さいし)用として作られた事が推測出来ます。中期は、祭祀が多くなったか部族が増えたという事かと・・・。
そして、上記の様な縄文土器が海外で見つかったとしたら、縄文人が海外に渡って行ったという可能性が高くなります。(これについては、後編で)
縄文人の信仰・呪術
次に、信仰・呪術についてですが、縄文時代の信仰はアニミズム。
アニミズムとは、草木、動物、人、無生物、人工物などひとつひとつに宿っている、とされる超自然的な存在(精霊)に対する信仰の事です。
それらの霊を崇めていた様ですが、悪霊も雑霊も良いものとして扱っている時点で大きな勘違いをしていると思います。
分かり易いところで説明すると、ヒンドゥー教のシヴァ神も元はその辺にいた悪霊だったと言う話を過去記事でしました。
なので、すでに縄文時代に、後のエジプト神話のオシリス、ヒンドゥー教のシヴァ神、ゾロアスター教のミトラ(全て同じバアル)を拝んでいた様です。
ヒンドゥー教では、シヴァ神のリンガ信仰(生殖器崇拝(せいしょくきすうはい))として有名でしたね。縄文時代は、”石棒”がそれにあたります。
【北沢大石棒】
最大の石棒は長野県佐久穂町にある北沢大石棒で、長さは223cm、直径は25cmである。
さて、その様な信仰に欠かせない縄文時代の土偶をいくつかあげてみると、
②、③は国宝にもなっているそうです。共通点は、"女"の土偶。土偶は、見つかったものの殆どが"女"だそうです。
遮光器土偶の顔は、爬虫類っぽいですね。人間では無い事が明らか。これは、彼らの女神・アシュタルトでしょう。エジプトのイシス。ギリシャ神話のアフロディーテ。ローマ神話のビーナス。ヒンドゥー教のカーリー。神道の天照大御神。実に多くの別名が存在しますが、全て同じアシュタルトです。
石棒が"男"、土偶が"女"という事で1対を成した信仰として、縄文時代から崇拝されて来た事が分かります。
では、本日はこの辺で😙